メンバーそれぞれが音楽と接する上での自分なりの考えを持っており、皆のスタンスを尊重するためにuremaは解散する事になりました。

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uremaの三人での音楽活動に期待していてくださった皆様には心より申し訳なく感じていますが、解散することに無念な気持ちはありません。
昨年発表した「白日の隅」でuremaとして表現すべきテーマはやり遂げたという想いがあり、バンドの延命のために無理矢理新しいテーマを探すのはuremaらしくないと感じたのがその理由です。
高橋涼馬と芦原崇大という素晴らしいミュージシャンをそういった状況に留めておくのは勿体無いと感じていましたし、二人とも活動の幅を広げたいという想いが強いので、新しい音楽活動において活躍して欲しいと心から願いますし、これからの二人が彼らの第一のファンとして純粋に楽しみです。

ぼくはと言えば、自分のやりたい事が自分の歌では到底表現出来ないと感じてしまったので、おそらくもうステージで歌うことはないと思います。
作曲は続けますし、何か新しい形で皆様を驚かせられるようなプロジェクトを始めたいと思っています。

uremaはぼくの青春のすべてでした。
泣いたり笑ったり気付いたり、時にわからなくなったりしながら、ぼくがあの大好きな時代に生きていた証を、素晴らしいメンバーと共に音楽に刻み込めた事を本当にありがたく思っています。
uremaに関わってくれた全ての方に心から感謝しています。
今までありがとうございました。またどこかで。

長江 慧一郎


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uremaというバンドがあった。17歳の終わりから今に至るまで、自分という形状がまるで掴めなくってどうしようもできなかった、そんな不透明で未分化な僕を今まで匿ってくれた。

それはあったかくてぼんやりとした時間だった。激しい音も決して傷には残らない、そんな不思議な優しさの中で、uremaが何度も僕にみせてくれたものがあった。それはとてもきれいな光だった。いつまでもその中にいたいと思えるような。

長江さん、あっしーさん、一緒に音楽ができて、色んなことを教えてもらえて、本当に嬉しかったです。おかげでとても素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。そして何より、uremaをこれまで支えて下さった全ての方に深く感謝致します。本当にお世話になりました。

僕はこれからもベーシストとして音楽活動を続けます。自分の命と音楽をもっともっと近づけたい。そしてこれからの僕の人生を、その過程を、少しでも皆さまに楽しんで頂ければ幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。

高橋 涼馬


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とにかく悔いはありません。
uremaのこの三人じゃなきゃこんなに長く続いてないだろうし、自分自身も成長出来なかったと思います。
ライブではワンマンをやり、CDは白日の隅という最高傑作が出来てuremaは全て出し切ってしまったのかなという気はします。
uremaに関わった全ての人には感謝してもしきれません。
形はどうあれ音楽は続けていきたいので、これからもよろしくお願いします。

芦原 崇大



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