urema 「白日の隅」コメント紹介
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◾︎ 第一弾 12/2公開 ◾︎ 
高橋國光(österreich/ex.the cabs) 
だいじろー(JYOCHO/ex.宇宙コンビニ)
内田秋(ピアノガール)  
吉條壽記  
(Live House Pangea店長/RAZORS EDGE) 
◾︎ 第二弾 12/4公開 ◾︎ 
西口直人 (Age Factory) 
中村未来(Cö shu Nie)
篠塚将行(それでも世界が続くなら)
佐々山裕(asayake no ato) 
Abeshow(LINE wanna be Anchors) 
本間翔太(6jomaProject)
◾︎ 第三弾 12/6公開 ◾︎ 
太田美音(ayutthaya/マイクロコズム)
平井拓郎(QOOLAND)
ペーター(裸体)
宇都宮 航(WOMAN/Cloud Nine(9)/ex.tayuta)
西田 諒平(水槽のクジラ)
井出和幸(映画で見た少女)
山崎やすひろ(モルタルレコード)
◾︎ 第四弾 12/11公開 ◾︎ 
篠山コウセイ(Suck a Stew Dry) 
Syohei Kasima(doesn’t) 
河本拓也(palitextdestroy) 
井上敦(EPISODE/ex.スクイズメン) 
yasu(ex.ha-gakure) 
馬飼野 昌平(新宿MARZ booker)
◾︎ 第五弾 12/13公開 ◾︎ 
羽深創太(ジョゼ)
岩田真知(aquarifa)
スヤマリョウタ (Plot Scraps/Mahor)
ひろきぼーい(UTUWA/ex.ピアノガール)
ツボイアツシ
(lovetag for basement/GEEKSTREEKS/ex.fifi)
◾︎ 第六弾 12/15公開 ◾︎ 
Yuta Hoshi
(WOZNIAK/DALLJUB STEP CLUB/OUTATBERO)
藤本 光太郎(TOKYOGUM)
植谷よしえ(AUNTIES,ex.fifi)
かわいわか(sheeplore)
深居優治
◾︎ 第七弾 12/17公開 ◾︎ 
森良太(Brian the Sun) 
アン(カナタ)
崎山 弥幹(WOMAN/The Sound's Pierrer)
林 雅人(O4)
ベジ兄(Flying Izna Drop)
おふね(狂ったチワワズ)
ウラモト(LIVEHOUSE FEVER)
◾︎ 第八弾 12/21公開 ◾︎ 
魚頭 圭(OSRUM) 
堀 一也(AYNIW TEPO/kacica)
永尾蕗子(synchronized circus)
新島 学(ex.花のように)
Takahiro Ukita(Of decay and sublime)
abelest(sound,video artist)






























交差点だった。ぽつぽつと立ち止まる人の中で、ぼくはいまかいまかと信号が青になるのを待っている。いや、ほんとうはちがう。
おおきなトレーラーが突っ込んできて、すべてのものを飲み込んでしまうのを待っていた。
 まるで灰の山に灰の山を重ねて、とうとう血管に到達してしまったときのように。おおきなトレーラーが悪魔を殴り殺していく、そのうつくしさ。
 笑顔に溢れた人生を、喜びの渦に身を委ねて息をしている人たちがいて、その真裏で? いや、それはこことまったく同じ場所だ。気付いてしまった。十年前もいまも未来も、三歩下がっても同じなのだ。
 すべて同じ場所で気温で風向きで、ぼくはもうそれが許せない。許せないほど、横断歩道の白線が灰の固まりに見えて、つまるところそれはぼくとなにも変わらない。ぼくたちは悪魔ではないかもしれないけれど、悪魔はぼくたちなのかもしれない。悪魔は灰の山に登り、なにもない、意味のない方向に向かって手を伸ばしている。ずっとそれを繰り返している。同じ場所で、同じ気温で同じ風向きで同じ理由を抱えて、どうせまた同じ表情で、仕方なく同じようなものを愛して。
 交差点だった。
 悪魔を殴れば、ノイズがたくさん出るのだろう。

高橋國光(österreich/ex.the cabs)






普通に生きて歩いて来たつもり、気付いたら目が開かなくなってる。何も考えられなくなった。
今此処、何処。思い出せない。
五感で自分を感じ取れる?
寝室の鏡に向かって、自分に手を合わせて、少し寝よう。
起きたら全てなくなってるかもしれないし、全ての歪な調和した集合体かもしれない?

だいじろー(JYOCHO/ex.宇宙コンビニ)






uremaの今作、1ミリのブレも無く神戸の海の幸サウンドだった。
数年前の夏。神戸の夜の海、ヨットが浮かぶ港で遊んだ。
真っ暗な海に飛び込んで慧ちゃんは相変わらず訳の分からんことばっか言ってた。
アッシーは酔っ払うとすぐ道端の段ボールに突っ込んで寝たし、
高橋が少年から青年へ変わっていく様を俺は近くで見ていたように思う。
此処では書けないような悪い遊びも一緒にやったね。

もう10年以上音楽を作り続ける俺の耳はさすがに肥えた。
残念な話、その辺のバンドが出す音に中々感動は無い。
ただuremaは、俺の悲しみを盛り上げてくれる数少ない音だった。
そんなリズムをくれた。
今作は特に。あまりにも切ない。
木漏れ日や青空が爽やかでもあり悲しくもある感覚があなたにはありますか?
そのsencitiveを大切に。
uremaの音楽を傍らに。

内田秋(ピアノガール)






ライブハウスを始めて5年たって色んなバンドに相談を受けたりアドバイスをしてきたけどuremaは特にそんな記憶がないなあ。
そもそもそんなことが必要ないと思えるオリジナリティを確立してたし、楽曲を積み重ねるたびにどんどん深化していくのを見るのも楽しかった。
オリジナリティを持った表現者というのはライブハウスの財産です。
堅い言い回ししたけど僕はuremaが好きで、この個性的な3人をずっと見ていきたいだけです。
これからもよろしく!

吉條壽記(Live House Pangea店長/RAZORS EDGE)





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音も、曲も、歌詞も、歌も、何もかもが凄い。

複雑なコードの響きや、異様ながら重く気持ち良いリズムアレンジ、その全てが最高。
けれど、そのどれもがuremaの良さの本質では無い気がする。

コメントを書くぞ、と意気込んで何度も聴いた。
何度も何度も聴いて、結論が出た。
「俺はこのアルバムを表現する言葉を持っていない」
つまり聴かんとわからんわ。聴こう。

なんだか正気すぎて、悲しくて、触れてはいけないような音楽。
urema以外にそんな音楽は知らない。

西口直人 (Age Factory)






彼らの母性はもう既に色々を受け入れているのだと思った。
わたしは、この「白日の隅」を聴いているうちにいつの間にか、テーブルに出したままぬるくなったゼリーの中に閉じ込められていた。
望んでいた心地良さに陶酔できるとてもあたたかい音楽でありながら、鋭いナイフで優しく切り刻まれるような、ただまっすぐにuremaであり続けるuremaがすぐそばにいるのだと感じて、とってもほんわかした気持ちになった。

中村未来(Cö shu Nie)






久々に自宅で何度も聴きたいと思う音楽に出会った感じがする。
変わったんじゃない、人間はきっと、見逃した瞬間に無意識に別の生き物に進化する。
今までのuremaを知っている人は、このアルバムで、もう一度、驚くことになると思う。

篠塚将行(それでも世界が続くなら)






"立入禁止"の看板を見つけると、僕らの脳は危機回避の本能から、一瞬だけ思考を奪われる。
得体の知れない何か、想定外の事態への恐怖。
"生活"という気が遠くなる終わりなきロールプレイング、その関係性の波に、僕らは抗うことができない。

白日の隅に見た、奪われた思考のその一瞬は、僕にとってはむしろ解放に近いものだったのかもしれない。

「生存本能なんて楽しんだもん勝ちだよ。」
立入禁止の看板には大体ポップなキャラクターが描かれてるから、きっとそういうことなんだと思う。

佐々山裕(asayake no ato)






白日の隅のコメントを書いて欲しいと言われ音源を拝聴させて頂いたとき、何か宝箱を開けるような感覚になった
僕にとってuremaはその類のバンドだ
開けるまでは想像もつかない
M-2の重力と意識で僕はこのアルバムが彼らにとっての自信作であることを確信した
何もかもが新しい
泥酔した後に飲む冷たい水の様に染み渡る
uremaがいる限り音楽の可能性は無限に広がる、とだけ

Abeshow(LINE wanna be Anchors)






2年ぶりの新作で次はどんなアルバムになるかと楽しみにしていたら、今回もブレず媚びずで更に深みを増した一枚に仕上がってました。
まるでじっくりと丁寧に熟成させたドロドロのワインに潜っていく様な気分です。
uremaはリリースを重ねるごとに深く深くなっていくのがたまらなく好きです。
これは部屋の電気を消して爆音で聴くべきアルバムですよ。

本間翔太(6jomaProject)





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抽象的に思い浮かぶのは、産まれてくる前の記憶みたいな、そんなはずないのに、そんな気になるのは、uremaだけ。

太田美音(ayutthaya/マイクロコズム)






信念を貫ぬいたまま化けすぎです。
uremaのままでuremaを超えた一作。
発売おめでとう!

平井拓郎(QOOLAND)






もしかするとuremaというのは二度と帰れない深く暗い森であり、一刻も早く抜け出したい凍てつく氷の洞窟かもしれない。
また、何もない真っ白な部屋かもしれないし、いつ終わるかも解らない闇であるかもしれない。しかしそれらは通常とは相反した希望だ。
もしuremaが人であり、仲間にするならば彼等は魔法に関連した職業であり、道中彼らでしか切り拓けない道がある。気付けばパーティからは絶対に外せなくなっているだろう。
ダークファンタジーここに極まる。
ちなみにそれらは全てあなたの物語である。

個人的に俺達とは正反対なとこ多いなぁと思いつつ、とても惹かれています。リリースおめでとう!

ペーター(裸体)






「悪魔の声、確認しないとダメなんでお先失礼します。」
このアルバムの制作期間に高橋くんとよく会っていましたが、こんなこと言って彼は帰路に就いていました。

そんなイルでドープな制作過程を経たダウナー地獄、uremaの新作は、人間の脳の奥にある触れてはならない部分、つまりは快楽のツボといいますか、そちらへ躊躇なく触れてきまして、俺は自慰行為を会得してしまった猿のひとつ覚えのようにリピートしては悦の洪水、リピートしては悦の洪水。
日本のオルタナはuremaが存在する限りall right、そう思わせてくれる孤高の名盤です。
リリースおめでとうございます。

宇都宮 航(WOMAN/Cloud Nine(9)/ex.tayuta)






まず最初に、敬愛するバンドの作品にコメントさせて頂ける事、大変光栄です。 本当に嬉しいです。

今作「白日の隅」について。
一言で言うなら、薬物の様な作品だと、一聴させて頂いた時に感じました。
僕自身薬物を決めたことはありませんが、聴いた後のこっち側に戻って来れない、且つそこから抜け出したく無くなる様な感覚はそれに近いものなのでは、と思います。
誰かも言っていた気がしますが、狂ってしまう人や、死者が出てもおかしくない、それくらい耽美な毒を含んだ作品だと感じます。

サウンドも、描く情景も進化、深化していくurema。
先程耽美という表現を用いりましたが、この言葉がurema程似合うバンドを僕は知らないです。
ぼくはこれからもずっと好きなんだと思う、ずっと恋してるのでしょう。そんな気がします。この先もどんな作品を作り続けていくのか、本当に楽しみです。

個人的なお話ですが、僕は今作では「剥がれた日」という楽曲が大好きです。

今までのuremaの楽曲の中でも一番優しくて美しいと思う。
死に際、緩やかに流れていく時間の様な穏やかさを感じます。

最後に、この楽曲で気に入っている一節を。

「閉じた蕾をのぞいても中に入れないのは悲しい
もしも不安があれば僕らの合図で息をしよう 相変わらず」

西田 諒平(水槽のクジラ)






変わる良さと変わらない良さが世の中あると思っていて「白日の隅」は、その二つが絶妙に同居していた。
合法的に見えてある意味で違法的な楽曲はuremaそのもので、全て聞き終えた時、彼らの強い意志を感じた。

井出和幸(映画で見た少女)






uremaの新作を聴かせてもらった。
こんな僕でもと思ったけれど、それが今の自分の思ってる事をスッキリとさせてくれる快作でした。
みんな売れるために音楽をリスナーに合わせる事は正しいのか?
音楽を続けるためには必要な事と、必要じゃない事を混ぜすぎてるんじゃないか?と。
そこにuremaらしさを決して失わないで、今の時代に彼等色の音楽を投げ続けてくれている事、とても素晴らしい事と思いました。
全てが報われる音楽ばかりじゃないからこそ、真心こめられた美しい音楽は必要な人に届く時代がきてます。
そしてそれが爆発し始めた時、あなたは知ってて見過ごしていた事に気づく。
そんなのナンセンス。だったら今、興味沸いたあなたこそが起爆剤になった方が良いよ。
アングラと追いやられてるアーティストもリスナーもみんなで認められるのもすぐそこなんだと思う。
山崎やすひろ(モルタルレコード)





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掴み所がないようで、実はそこはかとなく懐かしくて心地良い音楽たちです。

篠山コウセイ(Suck a Stew Dry)






ひたすらに暗く、儚くそして美しい作品。楽曲一曲一曲にストーリー、情景が浮かび、一つ一つの音に意味があり、無駄がなく洗練されています。
重厚なリフ、ノイジーなギター、独特なコード、メロディアスなベースライン、それに絡みつくドラムがとても気持ちいいです。

Syohei Kasima(doesn’t)






インディーズのサウンドのクオリティじゃない、細部の作りが凄い。レディオヘッドかと思った。凄すぎ。
昔対バンしてた頃のuremaはポツポツとした感情から時折絞り出す激情ってイメージだった。

このアルバムは激情よりももっと怖い、芯からゾクッと震える様な訴え方に感じた。怪物とか鬼とかいう見た目の恐怖じゃなくってユーレイとかそーいう目に見えない恐怖みたいな。

ずっと聴いてたら引きずり込まれて戻ってこれなくなりそうだからヤバいなって思うんだけど、もう少しだけ足突っ込んでみようって思ったらどっぷりハマって抜け出せなくなる、危ない。
でももう一周聴いてみよう、やっぱ危ない。中毒になってくアルバム。危ない。
発売おめでとう!

河本拓也(palitextdestroy)






白昼夢についてのサウンドトラック。夏と剥がれた日が特に好きです。

井上敦(EPISODE/ex.スクイズメン)






圧倒的だ。
uremaという真空は平坦に慣れ切った我々の鼓膜を、約束を破ろうと休み無く挑発してくる。
色と光が幾重にも重なり、不意に喪われ、そして途方もなく塊でモノをガタリ征く其れは、生死流転の子供等のように跳ねて終わらない。
今も俺の耳の底で鳴っている。
彼らにとってのuremaが何であったか、その一端に触れられる作品が「白日の隅」という試みであろう。
今も色が去らぬ。

yasu(ex.ha-gakure)






今世紀最強のレクイエム。
新世界への扉を開いてしまったような。
この作品はパンドラの箱だと思います。

馬飼野 昌平 (新宿MARZ booker)





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uremaとはもう5年くらいの仲だ。全然会わなかったりするけど、忘れた事はないな。新しい音源聴いて、久しぶりに会った気分。元気そうでなにより。

心地良いホラーをいつもありがとう。どの曲を聴いても長江君は一度死んでるんじゃないかって思ってしまう。虚無の目をした子供がずっとこっちを見ている。わかってる。そっちに行ったら最後、二度と戻って来れないことを。また、それに興味が尽きないことも。

羽深創太(ジョゼ)






聴いているだけで違う空間に連れてってくれるuremaの音楽はどんどん新しい場所に進んでいく。
陽のあたる場所には必ず影ができるように
美しいも不気味も共存して
怖いもの見たさで覗いた世界に飲まれたら
懐かしいも悲しいも楽しいも嬉しいも怖いも
すごく綺麗なのでした。

岩田真知(aquarifa) 






暴徒ファーム 猫の骸 静止した瞳孔 止まる蝿 白目に突き立て 反吐のミルク 抜け殻の様で とろりとした 成虫前 面皰潰して 口移して かいむ 排水溝のピル 失神ゲーム かぶれたら 掻き毟れ 相貌失認 パペッツ ヤコブレフ ペリット スコトーマ ノブレスオブリージュ 白濁ゼリー 第三世界の様相 不快な表情筋 同調圧力 って何 エコールーム 動く機影 手に通う血 嫌なよ か ん 怪訝な雰囲気 助産師の口角が浅く歪み出し静かに分娩台が揺れ始める ビニール質の肘掛 神は部屋の隅 据わりきった目で緩慢な時間の流れを感じている様な 俺がお前に何をしたと言うのだろう 倫理の欠落した僕らを許せるのは僕ら自身でしかない 涎 喉を通って おなかの中へ 殻剥きの手 爛れて ゴイム 笑う 使役動物共 無菌室の子供 無線Lanで ゲームの続きを 孤児 Denial 速度を持った鉄球 はんてん アイゼンメンゲル サイレンセスター 四 肢のない娼婦へ 愛慾の限りを 鼻腔を突く 猿の脳漿 アルコール綿が足りない 軍粮精 毒々しい飴 メロンの皮 這った蛆

ケロイドなぞった、ウレマ

この現象に身を委ねる時間を持てて嬉しかった
僕は今も変わらずそこに立っていた

スヤマリョウタ (Plot Scraps/Mahor)






脳みその普段使わない部分も使った気分。Natural-bornな面が見える音楽には崇高さを感じます。
今回の作品もまたそうでした。

ひろきぼーい(UTUWA/ex.ピアノガール)






地獄。

地獄といえば、皆様は何を思い浮かべるだろうか?
赤黒く仰々しい血肉が飛び交い、魑魅魍魎が笑いながらそれを貪る、生の果て、阿鼻叫喚の情景を描く人が多いのではないだろうか。

初めてuremaを聴いた時、わたしは地獄を思い浮かべた。
初めてuremaのライブを見た時、わたしが立っているその場所は地獄と化した。

しかしそれは上記の様な禍々しいものではなく、真っ黒な空と真っ白な地を分ける水平線が無限に続き、そこにわたしだけが存在する。
いくら歩けど、叫ぼうとも、行き着かず、反応あらず、わたし以外が全て無くなってしまったような感覚。

今回のurema作品、【白日の隅】を聴き終わったとき、体が震えた。
無限に孤独であることへの不安と恐怖、それらを包み込む無垢な歌声、そしてー

皆様のこころにはどう映るのだろうか。
自分自身の恐怖と美しさと向き合える、そんな作品だと思います。

urema【白日の隅】
皆様、是非ご視聴あれ。

ツボイアツシ(lovetag for basement/GEEKSTREEKS/ex.fifi) 





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uremaのみんなは一体どんな人生体験を経たんでしょう。
何度か共演させていただいて良いバンドと感じていましたしもともと好きなタイプの音楽なんですけど、進化のし過ぎにも程があるってもんです。やられました。
理論だけでは説明出来ないエモーションが溢れてます。聴かずにはいられない音楽ってそうそうないです。

Yuta Hoshi(WOZNIAK/DALLJUB STEP CLUB/OUTATBERO)






常日頃考えていること。 自分の中で一過性で終わってしまう音楽と、いつ聞いても色褪せない音楽は、何が違うんだろう。
両者の違いは、「リズムの重層性」だと思ってる。
異なるリズムを織り合わせて、一つのメロディーが形作られていた時、
その曲は、時間の波を乗り越える。

何を言っているのか分からないなら、
uremaの新作「白日の隅」
1曲1曲をゆっくり聴いてみてほしい。

その歌、演奏、言葉が、それぞれ各々のリズムを持っていて、
それが織り合わさることの凄さが体感できるはず。

藤本 光太郎(TOKYOGUM)






無邪気な狂気は相変わらず、アレンジや音質の追求で格段に凄みを増してるように感じました。
単にこだわりというより異常な執着と言った方がしっくり来るような、そんな雰囲気に終始鳥肌が立つ。とてもカッコいいアルバムです。
届けてくれてありがとう。

植谷よしえ(AUNTIES,ex.fifi)






夢を見た。
知らない世界でたった1人。歩いても歩いても誰もいない世界。時間がゆがみ、ひきのばされ、飽和していく。最後の曲を聴き終えてまた、現実の世界に置き去りにされた。

かわいわか(sheeplore)






心は自分の中心に在って、いつまでも消えないもの。
言葉はそこに寄り添いながら、共に生きていくもの。そんな認識はいつしか変化していくのかもしれない。
それまで壊れぬように汚れぬように氷の中に閉じ込めたのは他者だろうか、自分だろうか。どちらにせよ、他者の中の他者、他者の中の自分、自分の中の自分に触れ、その相対性の中で空っぽになっていく自分という容れ物から逃げるように、空っぽの殻の外側に意識を転移させていく。
言葉は記号のように意味をすり替え、私のものですらない。
『白日の隅』という作品を聴き、言葉と音とを吸い込んで『urema』という思想に触れる。どれだけ美しく照らし出された日々の中にも翳りがあって、それらが過去に成り代わってしまった後で、夢も苦しみもいつか終わること。あなたが居ないことに気付くこと。それでも、泣けない、笑えない、感じない、わからない。
喪失感のサンプリングの中でまた、忘れてしまう。少しずつ剥がれていくように失い続ける旅。uremaの作り出す隙間の無い音の壁は、そんな日々の憂いや行き場の無い叫びなのかもしれない。
自分から離れていく感覚。喪失。逃避。
それでも誰かのもののような思考は、ただ、身体に降り積もり、またいつか思い出してしまうだろう。
記憶の海の淵で出会うのは、きっと自分なのだと感じました。
そんな新譜です。出逢えてよかった。

深居優治





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『白日の隅』 その作品の完璧さが人間としての不完全さを浮き彫りにしてしまっている。
行き過ぎた繊細さと執着にも似たような愛情からうまれるこの独特の欠落感。
その欠落感が生み出す一瞬の光を何度も繰り返し見たくなってリピートしてしまうようなそんな作品だと感じた。
し、実際に何度も繰り返し聴いている。

消費を前提としたサウンドが世の中に溢れる中、サンタの存在を信じる子供のような純粋さで音楽の可能性を信じて作品を作るuremaのその姿勢こそ、いま「アーティスト」と呼ばれる人間が思い出さなければならないことなのではないだろうか。

アーティストを名乗る人間も、それを知ったつもりになっている人間も
この音を聞いてから自分にもう一度訪ねてみてほしい。

自分の価値観のその正しさが揺るがないかどうかを。

森良太(Brian the Sun)






五感の向こう側の、もっと深いところに触れられるような感覚。uremaという音楽は、"聴く"というよりは"体験"に近いと思う。
その中毒性は、理屈じゃ語れないです。

リリースおめでとうございます!

アン(カナタ)






音の全てが幸福に感じられ、言葉の全てが喜びを感じられる。
繊細で絶妙なバランスで気持ちがいい。

何も考えずに聴いた時、そう感じました。
本当に、素晴らしいアルバムです。

リリースおめでとう。

崎山 弥幹(WOMAN/The Sound's Pierrer)






uremaの音楽は、良いメロディと、言葉、それの為の伴奏。
この3つがちょうど綺麗なバランスな所が好きです。

今までのイメージは
とにかく冷たくて鋭くて近寄ったら刺すぞ?
みたいな、もうあえて例えるなら、「通り魔やん」みたいなイメージでしたが、
このアルバムは今まで凍ってたモノが一気に溶けて
流れ出したみたいな、そんなイメージ。
まさに「通り魔からの卒業」

流れるプールって気持ちいいじゃないですか。
自然に流されてる気持ち良さ。


そしてナガヤン、
呑もな呑もな詐欺でごめん。
ほんまに呑みたいのに。
ぶっちぎりでナガヤンが振り切れてるタイミングで呑みたいです。
「今日ぶっちぎりです」ってLINEしてください。

笑顔の下に深い闇を持つピエロが放つ、
渾身の3rd mini album。
発売おめでとう。

林 雅人(O4)






怪物。それは音楽を喰らいながら深く、広く、美しく、時に荘厳に、時に凶暴に成長している。uremaという美しき怪物の進化が気になってしょうがない。
剥がれた日という曲が美し過ぎてたまりません。また、ベーシストとして嫉妬してしまう素晴らしいアルバムです。リリースおめでとう!

ベジ兄(Flying Izna Drop)






この「白日の隅」を聴き終えたあと、もう会わなくなった人、死んだ人、飼ってた犬、住んでいた場所など自分を形成してきたものを何故だか思い出しました。自分と今とを結ぶ魔法の架け橋のようなこのCDはuremaからの贈り物。これは彼らのメッセージ。そして彼らの遺言のような気がしてなりません。本作を聴かれた方がこのメッセージを自分の物にして、自分の形にしてくれたら嬉しいと思います。敬意を込めて、新譜リリースおめでとうございます!有難うございます!

おふね(狂ったチワワズ)






uremaの音は優しく、時に暴力的に脳内を支配する。
1曲目の「月がない」から最後の「鏡」まで
隙をみせてはいけない。
これは許されるDVだと思う。

ウラモト(LIVEHOUSE FEVER)





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染まることなく染め続けて下さい。
リリースおめでとう。

魚頭 圭(OSRUM)






僕にとってこんなにコメントし辛い音源は今までなかったかもしれない。
楽曲を聴いて、歌詞を見て、ここまでイメージがはっきりと表現されているアーティストは珍しいかもしれない。樹木の根や葉の一本一枚の全てに眼や脳が存在している様で。恐怖すら感じる。形容する言葉を吐いた瞬間に表現の純度の前に嫌悪に襲われる。
究極にストイックなのか、偏執的なのか。
この音源を聴けば意識の全てを委ねて肉体が消えてしまうか、拒絶するかの2択しかないのかもしれない。
ただ希望はある。
まずは体験が待っている。

堀 一也(AYNIW TEPO/kacica)






電気を消したのですがそれでもカーテンの隙間から明かりが漏れるので、両手で瞼を覆って目を開けていました。
「心がないこと」というフレーズが聞こえた時にうわああと叫びたくなって枕で口を押さえました。あとはううとかああとか漏らしていました。
部屋には私しかいませんでした。
私のこころは一つしかありませんでした。
かけがえのない体験でした。びりびりしています。

永尾蕗子(synchronized circus)






僕たちは生まれた。
絶望を味わい尽くすために。
僕たちは殺した。
この世界を生きていくために。

失ってしまった何か。
身についてしまった何か。
そこにあったものは何か。
ここに残ったものは何か。

いつも見守ってくれていた。
遠くて近くて近くて遠い。
不確かだけれど確かな場所。
もう一度触れたいと願った。

この世界を生きていくために。
僕たちは殺した。
二度目の産声をあげるために。
僕たちは生まれた。

新島 学(ex.花のように)






「白日の隅」を聴いた印象、感想等はワンマンチケットのアートワークで全てアウトプットしたので改めて書くことは無いのですが、一言加えるならば「最高傑作」と言う事です。

Takahiro Ukita(Of decay and sublime)






最初MVのお話をいただいた時は正直戸惑いました。
このuremaというバンドの、
ろ過された水のような、純度の高い世界観に不純物が混じって大丈夫なものかと。
なので、どうこれを濁らせず作るかを本気で考えました。
長江さんとは何度もあれじゃないこれじゃないと話しましたし、熱が伝わってきたのが嬉しかった。
結局はどう濁らせず作るか考えていたにも関わらず、僕の方も熱くなってしまいまして、
心を満たそうとする、月に到達しようとする過程において
極めてチープで無意味でシュールな行為を入れました。
それらがこの作品にとって不純物でなければ幸いです。
(ほんとはもっとたくさんありましたが、ろ過されてゆきました・・・)

abelest(sound,video artist)





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